第2章.世界創造

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結局二人で、カオスがいた場所まで飛んだ。 「おかしいな…この辺りだと思うんだけど…」 「あっ!!あれじゃない?」 アテネが指差す先には、途方もなく巨大な"世界"が見えた。 「なんだあれ!?」 「わかんないけど…行ってみよう?」 二人は世界に降り立った。 見渡す限りの荒野。 不気味な…世界に。 「なんか…気味悪いね?」 「そうか?アテネは可愛いな」 アテネが怯えているので、ゼウスは敢えておどけた。 「大丈夫だよ。僕がいるか…危ない!!」ドゴォォン! 突然の爆発、ギリギリで回避する。 「誰だ!!」 「お前達こそ誰だ!!異なる者よ。」 そこにいたのは、見覚えのある長身の男。 だが、違和感がある。 頭に巻き角はなかったハズだし、下半身はあんなに毛むくじゃらだったっけ? 「…久しぶりだな。また"全様"のお守りか?」
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