第2章.世界創造

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「お前!?…そうか。お前がゼウスか。」 男は何かを納得したようだ。 「確かに僕がゼウスだが…それがどうした?」 ゼウスは余裕を崩さないように、ゆっくりと問うた。 「ゼウスよ、よく聞け!!我が名はサタン、カオス様を守り、仇なす敵を討ち滅ぼす者なり!!魔を繰り炎を繰り、お前を焼き消す者なり!!」 サタンは腕を上げて吠える。選手宣誓の斜め版みたいだ。 「暑苦しいわ!!そんな事よりカオスはどこだ!!」 「カオス様は…ニヤリ」 サタンが醜悪な笑みを浮かべる。 「今だ!!リヴィ、ゼブ!!」 「なっ!?」 「キャー!!」 後ろからいきなり現れた二人組に、アテネが捕らえられた。
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