第2章.世界創造

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「ヌアァァァァ!!」 「イヤァァァン!!」 「フハハハフヒ!?」 「アテネー!!」 その場にいた全員を圧し飛ばす爆風。 ただ一人、ゼウスだけは"優しく包み込まれ"運ばれていた。 「アテネー…君が消えたら…寂しいじゃないか…」 ゼウスは泣きながら運ばれる。 そこにアテネの声が優しく響いた。 「ゼウス?ゴメンね?またワガママ言っちゃったね。でも、ゼウスに生きて欲しかったの…それに私は消えないわ。いつだったか、ゼウスが教えてくれた"光"となって、アナタと共にあるわ…だから、アナタは生きて。逆ならきっと耐えられないけど、カオスなんかに負けないでね?」 「アテネ?アテネー!!」 「私は…アナタと共にある。忘れないでね」 「うん、うん、忘れないよ。グスッ」 ボロボロ、ボロボロ 涙が止まらない。 やがて爆風は弱くなり、爆炎が収束し、太陽となった。 「アテネ…ありがとう…寂しい…!?この光…力がある…カオスの力、奇跡の素が」 光には力の素があった。 とても心地好く、ゼウスを癒す。 「この光浴びていると…アテネ…君と抱擁しているようだよ」 太陽の光は徐々にゼウスを包み、ゼウスに溶けていった。 「アテネの、この素晴らしい光を、"カオスの力"なんて呼びたくないな…ん~…よしっ、"愛(マナ)"と呼ぼう。僕のアテネへの気持ちだ。」
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