第2章.世界創造

14/14
22人が本棚に入れています
本棚に追加
/130ページ
たゆたう。 マナの中、アテネの中をただたゆたう。 「マナが僕を癒すなら、同じようにカオスも癒しているハズだよね?」 疑問はある。 ただ、行動する気になれないでいた。 たゆたう。 ただ、たゆたう。 いつまでそうしていただろうか。 「僕は…僕からアテネを奪った奴等を許せない。でも、アテネは仕返しなんて望まないよね?…だったら、裁こう。恨みなんかじゃない。でも奪うのは"悪"だから…だから裁こう。…一人では弱かったけれど、アテネと1つになったのだから…光よ、共にあれ…混沌なんかじゃない…1つに融け合った"絶対"なんだから…僕の知識とアテネの力で…全知全能の絶対神、ゼウスだ!!」 ここに全知全能の神は誕生した。 「まずは…光がカオスに届かないように、蓋をしなくちゃ」 そして神は世界を創った。 カオスの蓋として 地球は生まれた。    ~世界創造編・完~
/130ページ

最初のコメントを投稿しよう!