第1章.創世記

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男は急に激昂し、その身体からまばゆい光を放った。 もちろん、生まれたままの姿でだ。 「熱い」「痛い」「苦しい」「気持ちいir「「グァァ!?何をする!?」」」 「僕は戻らないゾ!!せっかく、個として生まれたんだ。流されるだけなんて嫌だ!!」 男は堂々と言い放つ。 もちろん、生まれたままの姿でだ。 「「「我に抗うと言うのか!?個は全を前に、ただ飲み込まれればよいのだ!!」」」 「そんなもの!!押し付けられる謂れはない!!僕は僕であるべきだ!!」 「「「ならばどうする?我を消すか?それとも逃げるか?どこへ?どこへ行こうと、我とそなたには繋がりがあり、絆がある。逃げられんぞ!!」」」 「それでも…僕は僕なんだ!!また全に戻って、朦朧とたゆたうなんて…僕は…闘う!!」 ドーン!と背景が爆発しそうな程、ポーズをキメた男。 もちろん、生まれたままの姿dr
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