第1章.創世記

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どれ程吹き飛ばされていただろうか。 男は弱っているようだった。 もしかしたら、己もただ、流れていたのかもしれない。 「ねぇ…大丈夫?」 「大丈夫…ちょっと疲れただけだよ。」 男はサムズアップして応えた。 もちろん、生まmr … 「…ドコか安らげる場所を探しましょう?」 「ああ、そうだね。そうしよう。」 二人はやっと、自分の意思で飛び始めた。 - -- ---------------------- いったい、どれ程飛んだだろう。 時も、距離も、色すらない、空間という概念すら疑わしい場所の中を、二人はひたすら飛んだ。 そして、遂に… 「あっ!!見て!!何かあるわよ?」 「ん?…やみ があるね」 男は女が指を向けた方に闇を見つけた。 二人は飛び続ける間に、全の中を思い出していた。 女は全の中で力の一部を、男は知識の一部を担っていたので、それが闇であるとわかったのだ。 「「行ってみよう!!」」 二人は目を合わせて頷いた。
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