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どれ程吹き飛ばされていただろうか。
男は弱っているようだった。
もしかしたら、己もただ、流れていたのかもしれない。
「ねぇ…大丈夫?」
「大丈夫…ちょっと疲れただけだよ。」
男はサムズアップして応えた。
もちろん、生まmr
…
「…ドコか安らげる場所を探しましょう?」
「ああ、そうだね。そうしよう。」
二人はやっと、自分の意思で飛び始めた。
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いったい、どれ程飛んだだろう。
時も、距離も、色すらない、空間という概念すら疑わしい場所の中を、二人はひたすら飛んだ。
そして、遂に…
「あっ!!見て!!何かあるわよ?」
「ん?…やみ があるね」
男は女が指を向けた方に闇を見つけた。
二人は飛び続ける間に、全の中を思い出していた。
女は全の中で力の一部を、男は知識の一部を担っていたので、それが闇であるとわかったのだ。
「「行ってみよう!!」」
二人は目を合わせて頷いた。
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