どうでもいいか

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 夕日が沈もうとしている。今日で三日目だ。風に揺られるカーテンが、冬の訪れを告げている。 「ああ、もう。 頼りにならない男だね。 それでも副部長?」  葉子が席を立った。カーテンがサラサラと鳴ることが気に障ったのか。勝手に戸締まりを始めた。 「もう止め。 また明日ね」 「待った。 もう三日目だ。 あと公演までどのくらいだと思ってるんだ。 時間がないんだぞ」  葉子の元に駆け寄ると、葉子は目をつり上げて俺を睨み付けた。 「仕方ないじゃない、下校時刻だもの。 そんなこと言うなら、明日までにちゃんとした答えを考えてきてよね」 「あ、ああ」  何も言い返すことが出来なかった。なぜなら、葉子の意見は妥当なのだから。
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