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「えっと...ごめん...」
そういった瞬間、女子の顔は絶望や悲しみなどではなくやりきった感じの顔だった
「やっぱりダメか~」
「ごめん...」
俺は彼女の様子に驚いていた
普通は泣きながらその場を後にするのが大体だった
しかし、彼女は笑っていた
「フられるのは分かってたよ。だって、本田さんといつも楽しそうにしてるんだもん。柊くん絶対に本田さんの事好きでしょ」
「ははっ!分かる人には分かるんだ」
図星だったからかは分からないが
どうしても笑いが出てしまう
「まぁね!じゃあ、私は行くね!ありがとう」
そう言って女子は教室から出た
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