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「なにニヤニヤしてんだよ」
「いや~誰か待ってたのかなぁっと思ってね」
奈津はまだニヤニヤを辞めない。
なんだこいつ...
「いや、今さっきまで告白を断ってた」
「...そっか」
すると奈津は俺の前の席に腰掛けて窓から俺と同じように外を眺めた
その横顔はとても綺麗だった
「ここからの景色を見れるのは今日で最後か...」
「そうだね。私は上京するからこの街にもなかなか帰って来れなくなるからな~」
そういうと奈津は笑ってはいたが少し悲しそうな感じだった
「なかなか帰れないから翔ちゃんともあまり会えなくなるね...」
「じゃあ、俺がずっと帰るのを待っていてやる何日でも何年でも・・・」
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