最終話

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「これ最後まで行くぞ」 「そうなのだ、私もう終わるぞ」 バチバチバチバチ・・・ 俺と如月の線香花火は静かにそっと火を消していった 線香花火が完全に消えると辺りは一気に暗くなってしまった でも、空一面の星が綺麗に光っているのが分かる 「綺麗なのだ」 「そうだな、やっぱりここは特別な場所だな」 俺は如月と隣合わせになる 周りを見るとみんな星を見ていた 「ここは思い出がいっぱい詰まってるよな」 「そうね、いつもここにいたわよね」 「僕もここにはたくさん思い出があるよ」 やっぱりみんな思う事は同じなんだな
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