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「バトルロワイヤルはトーナメント形式で行われる。
各学年の学年主任がクジを引いてそれでオーダーが決まる仕組みだ。
試合については6対6のバトルだ。
リーダーを決めて、リーダーにはあるアイテムを守って貰う。
アイテムを守りきり、相手のアイテムを壊した方が勝ちだ。
はっきり言ってどの学年にどんな属性がいるか何て分からねえし適当に皆が出れる様に組む」
言葉からはかなりの余裕が見て取れる。
「それで、俺達は勝ち上がればいいわけだな!」
氷室が自信に満ちた表情で拳を前に突き出す。
早川先生は口元を面白いそうに緩めて氷室に言う。
「案外余裕でも無いぞ~。隼斗以外の無属性もいるっぽいしそこそこ強力な奴らもいるかも知れない」
更に早川先生は人差し指を隼斗達に向けて続ける。
「ちなみにバトルロワイヤルまで準備期間としてまだ9日ある。
だから、今日から訓練の内容をきつくするから覚悟しておけよな」
「「「今日から!?」」」
喜んでいたのも束の間、疲れていようがいまいが関係なくオレ達は無理矢理訓練をさせられる事になった。
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