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私は彼がここにいることにびっくりして、言葉がでなかった。
「どうした?具合でも悪いのか?」
そう言われてハッと我に帰った。
「別に、どこも悪くないよ。急にどうしたの?」
そうだ。まずなんでここにいるのか聞かなければ!
あまり自分から連絡してこない彼がここにいるのは、かなり変だ。
まぁ小さい頃はお互いの家によく遊びに行ったが・・・。
私が聞くと、彼はキョトンとして
「なんとなく。あ、ついでだから飯よろしくぅ!」
と自分勝手なことを言うと人んちの鍵を奪い、ずかずかと入っていった。
「ただいま~。」
「だから!あんたんちじゃないでしょ!!鍵返しなさいよ!」
そんなやりとりだけは昔と変わらない。
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