割愛

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愛しているのだと言い張っても 信じてはくれないのだろう 君がいなければ駄目なのだと 信じてはくれないのだろう 君は僕の中でしか生きてはいけない 他の奴の腕の中でなど 眠ってはいけない 美しい君を 汚すのは僕でなければいけない 僕だけを見ていれば良いのに だから君は死ぬ 今 僕の腕の中で死ぬ だから僕も死のう 君に最後に触れたのは僕だ 僕に最後に触れたのは君だ
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