高校生編 第一章

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≪naked king≫(ネイキッド キング)←タイトルコール 要 生徒会後輩(女) 「塚原先輩、生徒会会議 終わったのに帰らないんですか?」 要 「あ?帰れねんだよ。文化祭費用、うちのクラスはどうやって割り振ってくか決めて担任に報告しねぇと…。それにまだやらなきゃいけない作業もあるしよ」 生徒会後輩(女) 「あらー」 要(M) 『あーーくそ。』 要 「あの暇人共にわけてやりてぇ」 ‐場転、屋上‐ 春 「あ、あの…」 悠太 「んー?」 春 「ほんとに切るんですか?」 祐希 「か?って春が髪切りたいって言ったんじゃん。 いいかげん乾かすの大変って」 春 「いえ言いましたけど…」 春(M) 『悠太くんたちに切ってほしくて言ったわけでは…』 千鶴 「春ちゃんもっと気楽にかまえて~?肩の力ぬいて~」 春 「はぁ…ていうかボクよりみんなのが気楽にかまえてることに一番不安を覚えるというか…」 祐希 「それでは、はじめます」 悠太 「よろしくお願いします」 春 「あの気持ちだけで… ちょっとだけでいいですからね?」 祐希、悠太。 ハサミで春の髪を切り始める 春 「ちょちょちょ、ちょっと待ってください。なんか二人で一緒に切ってません!?」 悠太 「ご安心を」 祐希 「ハサミはふたつですが ボクたち心はひとつです」
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