高校生編 第一章

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‐場転、教室‐ 春(M) 『もうすぐ文化祭。教室の中は心地よい騒がしさに包まれている』 要 「…―――で、本格的にお化け屋敷の部屋づくりができるのが文化祭一日二日前とかになっちゃうんでそれまでに他の準備なりなんなりは完璧に進めといてください」 女生徒A 「ねーねー塚原くんっ!当日宣伝もかねてすごいおばけの衣装着ながら看板持って校内回るのとかどう?おもしろくない?」 要 「は?いいよやんないでポスター作るし… つかもう予算ギリギリだし…」 女生徒B 「えーでもぉ派手にやった方がぜったいウケるしぃ」 女生徒A 「客ひきに繋がるんだからやった方がぜんぜんいいし、どーせやるならぱ~とやんないと」 要 「じゃ…、じゃあ担任と他で経費削れるとこないか話してみっから…」 女生徒B 「やった~っ!よろしくねー!!」 男子生徒A 「なーなー塚原ぁ、暗幕ってどうやって学校側から借りればいいんだ?」 要 「はぁ!?まだ借りてねぇのかよ!早くしねぇと他のクラスにとられんぞ!?」 男子生徒A 「あはは、わりーわりー!!、で?どうやんの?」 要(M) 『こないだ説明しただろが…!!』 要 「…だからぁ、まず生徒会室に行って備品貸し出し書もらって、それに使用目的と…」 SE【ガラッ】(戸が開く音) 先生 「おーい席つけー!授業はじめるぞー」 要 「はぁ…、――いいオレやっとく。さっさと席戻れ」 男子生徒A 「えっマジで!?や~んさすが塚原くぅ~ん」 要 「るっせ」
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