高校生編 第一章

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‐場転、職員室‐ 千鶴 「ゆっきー…これがオレたちの“初体験”になるんだね…初体験に…」 祐希 「…千鶴さん。君ねぇ、中学生じゃないんだから“初体験”って言葉にいちいちはしゃがないように。初めてコピー機使うってだけでしょ」 千鶴 「めんごめんご!まぁおいどんも男ですけぇのぉ、ゆっきーはコピー機使ったことあるの?」 祐希 「いやオレも初めて」 千鶴 「きゃあーっゆっきーも初体験どぁーっ!今日が記念日だーーっっ!!」 祐希 「はーい、原稿セットしまーす。ポチッとな。」 SE【ガゴー】(コピー機の音) 祐希 「お、いさましい音が」 千鶴 「あっ、出てきた!出てきた!!ホラっ!!!――…ってあれ!?まっ白なんだけど!?」 祐希 「うーん簡単にはコピらせまいと揺さぶりかけてきてんのかもね…、ホラ最近のレンタルビデオとかもコピーガードついてるじゃん?」 千鶴 「あぁ!!アレか!…くそーコピー機なだけにコピーガードも先駆けかー」 先生 「わるいっ、ちょっと先に使っていいか?急いでてなっ」 祐希 「え…あ、はい。」 祐希・千鶴。 コピー機の使い方を盗み見 千鶴 「わかった!逆だ逆!コピりたい面を下だ!」 祐希 「なるほどそういうテクがあ ったとは」 千鶴 「よし、盗め!他人の技をパクるのだ!」 祐希 「おー。パクるとかその時点で今のオレたちちょっとコピー上手って感じじゃない?」 千鶴 「ふっふっふっ、そうともよ。オレたちコピー上手は次こそ完璧に――…ってぎゃーーっっ!!!?何これぇーーっっ!!!?」
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