想う、愚痴を。

ある男のふとした想い

俺は物心ついた時から、何に対してもやる気が出なかった。今でもそうだ。一人の社会人となってからもそれは変わらない。

嘘…この嘘と言う言葉に嫌悪感を感じつつも、嘘を言う。やる気のない自分を他の連中に悟られない為に、俺は嘘をつく。へどが出そうになるが、嘘をついてまで自分にやる気ない部分を見られたくはない。

開放的になればいいと思うだろう？逆効果だ。「自分のいいたい事を言えない奴は屑だ」とか言っていた奴らがいたな…なんてことはない、否定されるのが怖いだけだったり、はみ出すべくしてはみ出したような非常識な奴らだったよ。顔が気に食わないという理由だけで奴らは俺を嫌っていたが、俺は神や仏がそう言わない限り、自分の存在を否定する事はない。