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一般的な学校だから、そこまで大きくなかった。
門を通ると人が立っていた。
「はじめまして。君が冬野雪羅君?」
目と髪は同じようなダークブラウンで、背が俺より高かった。
「はい。」
俺はいつも通りに返事をした。
「理事長に、つくき次第、職員室に連れていくように言われているから連れていくね。」
「分かりました。」
「俺は副会長の斎藤悠斗。よろしくな!」
「……。」
その後、職員室につくまで、終始無言だった。
だって、興味ないから。
「ここが職員室。じゃあ、俺はこれで。」
そう言いながら立ち去るが俺は興味がないので無視して職員室に入っていった。
「……。」
入ったが、誰に声をかけたら良いんだ?
まぁ、適当で良いか。
「今日転校してきたものです。」
入り口に近い席に座っている男に声をかけた。
「あぁ!冬野君だね!僕は君の担任の谷だ。よろしく。」
「……。」
「…あー。じゃあ、教室に行こっか。教室は西館にあるんだ。」
苦笑いしていた。
返事が無いからだろう。
「……はい。」
今度は返事しておいた。
迷惑かけることになるだろうから。
それから担任と渡り廊下を通り、西館に渡った後、3階に上がった。
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