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「試合終了!ウォンバイ第3亀吉中学校!ゲームスカウント7-6」
大地は負けた
「ウッウグッウッ
ありがとうございました」
大地の目からは自然と涙が溢れてきた。
「ありがとうございました。本当にいい試合をありがとうございました。僕もこんなに痺れる試合はあまりないですよ。」
「次は必ず!必ず高校で倒しますよ」
「ええその時は楽しみにしてますよ」
相手はニコッと笑ってベンチに引き返していった
中学全ての試合を終えた大地はみんなが待っている応援場所に戻った
「みんなゴメン。そして今までありがとな」
最初に出た言葉はそれだった
「何言ってんだよ!それは俺達のセリフだって!」
「ウッウッ健太」
「そうさ!それにまだ高校もあるんだし!今度は高校で頑張ろっ!」
「ウッウッ良輔」
大地は涙と鼻水をすすって勢いよく言った
「そうだな!俺達にはまだ高校がある!悔やんでられないな!」
「よし健太!今度は高校でリベンジしてやるからな!」
「何だと~良輔!返り討ちにしてくれよう!」
「へへこっちにはな大地という助っ人がいるんだぜ」
「なに!?大地は良輔と同じ高校に行くのか!?」
「ん!?あー多分地元の県立に行くと思うよ」
「そうか…。俺は私立校だからよ。まあ大地に勝てる位にレベルアップしてやるよ!」
「おう!」
この時,大地は思ってもいなかった。
まさか自分が東京の高校に進学するとわ
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