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━シルバーの回想
｢ねぇシルバー！
グリーンってどんな料理が好きだと思うー？｣
先輩の話を１日１回は必ず聞かされるから、いい加減慣れても良いはず何だけどな。
眉を潜めるながら
｢俺に聞かれても…｣
と言うと、姉さんはくすりと笑った。
｢そうよね。
でも、グリーンとシルバーって似てるもんだから！｣
｢似てる？｣
｢ええ。
そうやって、眉を潜めるところとか！
あ、そうだ!!
ナナミさんに聞けば良いのね！｣
しばらくして、姉さんが
｢買い物に行くわよ！｣
と言って、俺を引っ張り出した。
買い物の間、ずーっと姉さんは先輩の話ばかりだった。
｢グリーンって、和食が好きなんだって！
ぴったりよねー。｣
｢好き嫌いとか聞き忘れちゃったわ。
でも、グリーンならそういうのは無さそうね！｣
｢腕を振るわなくっちゃ！
でも、久しぶりだから大丈夫かしら？
明日試しに作ってみるわ!!｣
その時の姉さんの顔、すごく幸せそうだった。
次の日、今日先輩に出したメニューと同じ料理を作って、俺やゴールドに味見を求めた。
｢めっちゃ上手いっすよ！
姐さんって何でもできるんすね!!｣
｢ホホホ。
私を甘く見ちゃダメよ？
シルバーはどう？｣
｢煮付けの砂糖を、もう少し減らした方が良いと思う。｣
｢そうね！
グリーンは甘いのは好きじゃないものね！｣
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