零歳児

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零歳児

目が覚めたら、一面真っ白な天井が広がっていた。 見慣れない部屋の中、柔らかい絹のようなふわりとした布でくるまれた僕。 ……ん? 天国かとも思ったが、なーんか違和感が。空気はあるし、手足の感覚も一応感じるが、何だか自分の物ではないみたいだ。 ……何これ? 「わぁぁぁぁ!!!!!」 ……頭が割れる!ゴリラにアイアンクローされてるみたい……いやされたことないけど。 とりあえず落ち着け!今はどうでもいい。 うぅ……現状を把握したいのに、頭痛が酷くてそれどころではない。
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