第二章 ~ 嵐の前 ~

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  ビタン  我道の左頬に小さな手形が着いた。 「何であんたがここにいるのよ」 「学校行くために決まってんだろうが」  は、我に返るレン。  山の上からキーンコーンカーンコーンと始業の鐘がかすかに聞こえる。 「あ~も~ワリリンの所為で遅刻じゃない!」  むちゃくちゃなこじつけである。
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