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直後、
「……」
俺は言葉を失った。
目の前に現れたのは、長身の若い女性。
青い髪は腰辺りまで伸びており、同色の瞳は穏やかな、落ち着いた印象を抱かせた。
色白の手足は細く、長い。
白の装束に包まれた体は、細身なだけでなく、出る所は出た、つまりスタイル抜群なお姉さんなのだ。
お、おぉ……!
いやいや、何テンション上がってんだよ。新崎先生なんて至って普通じゃないか。
ほら、ウチの担任って色々アレだけど、女性方面じゃ案外普通だと思うんだぜ。
って、いかん。動揺してるから意味分かんねぇことを……。
と、取り敢えず、挨拶でもしとくか。
「えっと、俺は城川想介。ウンディーネ……だよな? よろしく」
ウンディーネは人の言語を喋れないのか、コクりと小さく頷くだけだった。よくよく思えば、挨拶する必要なんて無かったような気がするが、まぁ結果オーライ。
「何つーか、味気ないけど、挨拶は終わったみてぇだな。そんじゃ、今日からお前がメインに扱う召喚獣の内、一体はウンディーネに決定だ」
は……?
メインに……扱う……?
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