3283人が本棚に入れています
本棚に追加
ーーーーーーーー
喫茶店に入りすでに20分は経っているが…
彼が話し出す様子はない
注文したアイスコーヒーは氷が溶けてしまい、上澄みができてしまっている
「…で、話って何なの？」
痺れを切らした俺の一言で裕太くんと視線が合う
…きっといい話じゃないだろうな…
ストローでコーヒーをかき回しながら彼の言葉を待った
「姉に期待をさせないでください」
きっぱりと、低い声で言ってきた彼の表情は至って真剣で
「えっ？」
俺の間抜けな声とはミスマッチだった
最初のコメントを投稿しよう！