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俺はちーとの電話を切り、目の前のビールを勢いよく飲みきった
「…裕太、大丈夫か?」
大手居酒屋チェーンの騒音にかき消されそうな声
その声は辛うじて俺の耳に届いた
高校時代よくつるんでいた友人との久々の再会なのに、俺の気分は正直重い…
「何が?大丈夫だけど?」
嘘だ。全然大丈夫じゃない
でも、いつかは必ずこうなると解っていたし…
あいつに負けるんなら文句なんてない
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