プロローグ

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やっと。 迎えたこの日。 念願だった高校に合格することができた。 合格発表の時間に私は、どうしても落ち着くことができずにしきりに部屋のなかを歩き回った。 「もしかしたら…。不合格を知らせる着信が入るかも。」 そんな気持ちにさいなまれた私。 部屋中の時計を外しては伏せ。 テレビを消し、ラジオさえも電源を落として刻々と時間が過ぎるのを待っていた。
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