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「いつも思うのですが、何故私は人様からやっかみを受けるのでしょうか。」
なんだこいつ。というかついに開き直りやがったなオイ。
話しかけてんじゃねーよ。
「やっかみじゃねぇよ。憎しみだ。気持ち悪いからなお前は。」
「たしかに。姿形が醜い造形であることは理解出来ます。いや、最近ようやく認めるようになれた、と表現すべきですね。」
わかってんじゃねぇかよ。
「とりあえず消えろ。そこにお前の家を用意してやってる。」
「ゴキブリホイホイには入りません。話を戻しますが、私は生きているのです。命があるのです。気持ち悪いといった理由1つで1つの生命を奪う、というのが私には全く飲み込めないのです。」
急に語り出しやがったな。哲学者かよこいつ。ゴキブリのくせに。いつもながら気持ち悪い野郎だ。
「そうか、俺は十分な理由だと思う。だから死ね。」
「人は人を決して殺そうとはしませんよね。勿論例外はあるみたいですが、基本的に同族には手を出そうとはしませんよね。私は同じゴキブリを食べることもあります。しかし貴方がたは同族を殺しません。生命を尊ぶ種族だと理解しているのですが、違うのでしょうか。」
「・・・」
プシュー
「今日はこれで帰ります。また会いましょう。では。」
とりあえず話せるわけを説明しろ
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