こいつは謙虚である。

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「また会いましたね。すみません。私は姿を隠すのが苦手な様です。すぐに戻りますからご勘弁を。」 「また遭いましたねじゃねぇよ。何で生きてんだよてめぇ。バルサンの効力はどこいったんだよ。」 「煙が充満している間は隣の家を借りているのです。したがって私は生き延びることができたのです。部屋を借りている分際で偉そうに講釈してすみません。」 バルサン駄目なのかよ・・・。 「てかそもそもの疑問はそこじゃねぇよ。まず話せることについて説明しろよ。」 「すぐに退散します。ご勘弁を。では。」 「待てよ、あっクソ」 カサカサ くっそー勘弁なるわけねーだろうがあのゴキ野郎。ゴキブリのくせに人間様の言語を巧みに使いやがって。 次は許さねえし。 どうしてやろうか・・・
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