俺の気持ちとおさななな

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最近変わったかもしれない友達の見方、いつもと変わらない朝なのに妙に緊張する 暖かい日の中庭の木に、最近巣を作った鳥達が更に眠気を誘うようなそんな気持ちのいい朝 「んぁ~」 朝は頭が回らない 30分くらいボーっとしてると母さんが部屋に向かってきた ダン!と眠気を吹き飛ばす大きな音を立てて…さらば扉 「陸人~起きないと遅刻するわよぉ~」 行動とは裏腹に、ゆったりとした声で言う 「うーい」 母さんの前で二度寝する事も出来ず、しかたなくベッドから降りる 俺こと橘 陸人(たちばなりくと)の家は母、父、俺の三人家族だ 親父が結構デカい会社の部長なので家はそれなりに裕福だ ちなみに単身赴任中 「ほ~らぁ早く顔洗ってらっしゃぁい」 「ういうい…うわぁあ!」 ズルッと足を踏み外し階段から落ちそうになった俺は、母さんが見てる手前何事ももなかったように振る舞う けどそれが可笑しかったのか後ろでクスクス聞こえる いくら母親でも恥ずかしい事は恥ずかしい、俺は駆け足で洗面所に逃げ込んだ
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