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お昼休み、日向ぼっこをしているとリーシェンがやって来た。
そして
「転生を知っているか?」
唐突に問いかけられる。
「確か死んだ人が、人格や記憶を失い生まれ変わること、だっけ?」
「そうだな」
自分の知識が合っていて良かったという安心が半分、どうして転生について聞いてきたのだろうという疑問が半分。
コリン自身は嫌な予感はしていた。
「どうしたの?」
「実は、転生した能力者が転生した世界で暴れだしてな。 並の能力者では太刀打ち出来ない」
コリンはそこまで言われて、リーシェンが言わんとしていることが分かった。
「その転生者を倒してこいと?」
「その通りだ。 本当なら私がやれば一瞬なんだが、一年生との戦いで、お前たちは十分に実力を発揮できずに終わってしまった」
つまり
「今回の相手は、お前たちが十分に実力を発揮できる相手だ。 存分に戦ってこい」
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