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コンビニを後にした俺は、次の目的、ガンショップを探しはじめていた。
旅をするときに持っていた予備弾薬は、既に手元には無い。
今ある弾薬は、先程同様、店から拝借したものだ。
銃は護身用に持っていたのだが、その役目を果たすことは殆ど無かった。
むしろ、その役目以外の方で存分に役に立っていた。
それは、『狩り』である。
街にたどり着くまでの道のりが長いときや、街での食料調達が出来なかった場合、仕方なく行っていた。
狩る事だけならそこまで面倒じゃないが、食べられるレベルに加工する工程が、面倒臭ぇのである。
皮を剥いだり、肉を上手い具合に解体したり、血をしっかりと抜いたり・・・。
ある程度、保存できる様にしなくてはならない分、手間がかかるのだ。
毎日獲物を獲られるような事は、ハッキリ言って、無い。
生きていくためにはやるしかないのだ。
・・・マジ面倒臭ぇ・・・。
とにかく、そんな事情もあるため、弾薬補充は必須である。
街によっては、ガンショップ自体が無かったりもするため、ここで充分に補充しておかなくては。
そんな意気込みを再度入れつつ歩いているうちに、ガンショップらしき看板が見えてきた。
さっさと済ませちまおう・・・。
そんなふうに思いながら、歩く速度を速めていった。
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