プロローグ

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寒くて、寒くて凍えそうな冬。 夕日が照らす渡り廊下を、私は今日も全力疾走。 廊下を走るなって言う先生の声なんて気にしない。 ただあの場所へ、あの音を聞きに行くために。 「美沙ー!今日も行くのー?」 友達のユキにそう問われ、私は走りながら答える。 「当たり前でしょっ!!」 と。
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