第四章~歓迎

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コンコン 誰かが扉をノックした。 はっとユリが目覚めた。 扉を開けると、先ほどのお玉の男アランがニコニコして立っていた。 「もうすぐしたらディナーが用意できるけど、一緒に食べない?」 「でもまだ早いんじゃ・・・? まだお昼過ぎでしょ?」 「ヘイ!もうすぐ7時だよ。ニュージーランドの夏は日が暮れるのが遅いんだよ」 そうだった。 北島だと夜8時過ぎくらい、南島になると夜10時くらいまで日が出ているんだ。夏は。 ユリは今まで転寝していたことに気がついた。
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