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第三章 ~はじめまして
「ユリさんだね、はじめまして」
と、キッチン奥の扉を開けて、一人のスラリとした男性がやってきた。
マロンブラウンのヘアをツンツンと立たせ、ブルーのシャツを腕まくりしている。
口から発する言葉は流暢な日本語だ。
「あ、今日からお世話になります。ユリです」
お玉の男は二人の言葉がわからず、笑顔で二人の顔を交互に見ながら「???」と言った顔をしている。
それに気がついたジェイミーが
「おっと、ごめんよアラン。
この子が今日からメイトになるユリだ」
「オゥ!
こんなキュートな子がメイトだなんて、ボクは大歓迎だよ。
よろしく、ユリ」
と、アランは右手を差し出した。
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