番外編

10/26
前へ
/26ページ
次へ
「一人で飲んでるの?」 男はサラリーマンのようだ。 結構いいスーツを着て、自分に相当自信があるような目つき。 俺は客相手だったから、何とか顔の引きつりを止める事が出来た。 「彼にお相手してもらってるから、一人じゃないけれど?」 妙におかしそうに俺と話していることを男に伝えるはじめ。ああ、そういう挑発的な顔は他の男にはしないで欲しいのに。 男はその表情を見てきっと勘違いしただろう。ほら、もう腰掛けている。
/26ページ

最初のコメントを投稿しよう!

217人が本棚に入れています
本棚に追加