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「‥強いお酒を女に勧めるなんて。どうするつもり?」
はじめはくすっとわらって男をたしなめた。
「弱くは無いんだろう? 今日は飲みたい気分なんだけど、付き合ってくれないかい?」
「甘いのが好きなだけ。強くなんて無いわ。」
「じゃあモニカマンハッタンにしようか?」
「悪いけど私、自分が飲むお酒は自分で頼む事に決めているの。」
そういってはじめは俺のほうをみた。
「何でもいいわ、私に合うカクテルを作って。」
なんだか怪しい雰囲気の二人を見て、俺は何とか本音が見えないように「かしこまりました」と言った。
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