番外編

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はじめはスツールに腰掛けて、そこで俺の仕事が終わるまで待っていてくれるという。 さっとホットカルーアを作ると、はじめの目の前にそれを置く。 「ありがと。」 その色のある微笑が、俺は大好きだ。 「どうぞ、ごゆっくり。」 俺は持ち場に戻って仕事を再開した。 「お前うまくいってんの?」 マスターにそう小声で聞かれた。 「ええまあ‥なんとか。」 「へぇー。お前にゃ勿体ねぇけどな。」
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