番外編

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俺はちらりとはじめを見た。 ショートカットでどこかコケティッシュな彼女。 襟の大きいニットと細身のロングスカートをはいて、足を組んでいる姿は惚れた弱みが無くても良く見えるようだ。 「お客様を値踏みしてはいけないのでは?」 「客じゃねーだろ、オメーが払うんだし。」 「誰が払おうと、あそこで座って飲んでいるんだから客でしょう。」 「ほおー、嫉妬とは可愛いねぇ響君。」 「そんなんじゃないです。」
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