遠藤貴羅(エンドウ・キイラ)

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「遠藤さん、これコピーお願いね!」 「あっ!はい!」 私は慌てて、部長から書類を預かった。 「アハハハ!遠藤さんてば、なにボーッとしてるのよー。」 切れ者の女部長に大笑いされた。正直今の私の状態に笑うところがあったのかって話し。 その笑いを上手く(?)交わし、コピー室へ行った。 ドアを閉めた瞬間聞こえた部長達の声。 「今の子と話すのって難しいわぁ。あの子ニコニコしてる割に、何にも話さないしぃ。」 「ハハハ!俺たちみたいな年配と働きたくないって態度だもんなぁ。」 「ゆとり世代ですからねぇ。」 声が遠退いたとき、私は、コピー室で泣いていた。 打たれ弱い私は、あの年配の人達の言葉に、すっかり参ってしまった。 畜生!
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