6人が本棚に入れています
本棚に追加
私が家の中に入ると、りっちゃんはリビングのソファーでくつろいでいた。
「なぁ、ルール決めようか。」
「え?」
私が部屋に入ってきたのを悟ったらしい
りっちゃんがソファーから少しだけ後ろを向いて話しかけてきた。
「お風呂は萌花が先、俺は11時くらいに入るからそれまでには入る。食事とゴミ出しは当番制で…」
テキパキ仕切っていくから反論すら出来ず、ただ「うん。」と頷いた。
「今日は俺が夕飯作るから先、風呂入ってくれば?」
「え?う、うん。」
ここ…私の家なのに…。そんなことを思いながらも、
りっちゃんの言われるがままにリビングを出て部屋に着替えを取りにいくのだった。
最初のコメントを投稿しよう!