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りっちゃん、ケーキだけじゃなく料理も出来るんだ…。
なにに置いても完璧って訳か…。
背が高くて頭が良くて顔もかっこいい。
更に料理も出来てケーキだってコーヒーだって上手に作れる。
そんなことを考えながら、
りっちゃんが作ってくれた料理を口に運びながらそっと顔をあげてみた。
えっ………。
顔を上げた先には穏やかに微笑むりっちゃんの姿があった。
ドクンドクンドクン―――
鼓動が高鳴る。
「萌花…」
「な、なに?」
「ぷっ…!!もう限界!!」
いきなりお腹を抱えて大笑いし出すりっちゃん。
一体何事??
私は頭にはてなをいっぱい浮かべて首を傾げた。
「ご飯粒付いてる。」
「え!?」
慌てて口元を探ってみても、どこにもご飯粒は付いてない。
「付いてないじゃん!!」
顔を赤くしながら反論する私に、りっちゃんは笑いながら、
「バーカ。ここだよ。」
とほっぺのご飯を取ってくれた。
その行動がなんだか恥ずかしくてうつ向いた。
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