☆...Strawberry cafe

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「こうゆうとこ昔から変わんないのな。」 うつ向いてる私に向かって、りっちゃんはぽそっと呟いた。 昔…、昔もご飯とかケーキ食べてるときに、 頬っぺたにクリームとかご飯粒をよく付けてて、りっちゃんに笑われたっけ。 あのときはこんな風に取ってくれるとかじゃなく、 思いっきり笑われて、「汚ねぇ!!」って言われてたっけ。 まさか今、1つ屋根の下で暮らすことになるとは思いもよらなかったけど。 あれこれしている内に夕食も終わり、私は片付けに入っていた。 「萌花あのさ。」 「ん~?なに?」 洗い物をしながらりっちゃんの言葉に耳を傾けた。 「昔のこと、ごめんな。」 りっちゃんがあまりにも小さい声で呟いたから、流れる水の音で全然聞き取れなかった。 水を止めてさっきの言葉をもう一度聞こうと振り返ろうとした時、 「え…?なっ…!!!」 りっちゃんの逞しい腕が私を抱き締めていた。
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