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結局少しして気持ちも落ち着いて、部屋に戻ったけど、
「眠れない…。」
さっきの一連の行動を思い出して目が冴えちゃって眠れずにいる。
「お水でも飲んで落ち着こうかな。」
そう思って、リビングに向かって階段を降りていくと、ほのかに灯りが付いているのが見えた。
そっとリビングのドアを開けて中を覗くと、
リビングのソファで本を開いたまま、横になっているりっちゃんの姿があった。
なんか…無防備。
私はクスッと笑ってしゃがむと、寝ているりっちゃんの顔を見つめた。
「まつげ長いなぁ…。」
規則正しく聞こえる寝息。初めて見る、りっちゃんの無防備な寝顔。
「少しだけなら…いいよね?」
私は少し腰を上げて、寝ているりっちゃんの頬にキスした。
って!!!!なにしてるの私!?
急に頭が冷静になって我に還るも後の祭り。
自分のしたことに恥ずかし過ぎて顔から火が出そうで、
そそくさとその場から逃げようと立ち上がった時――
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