☆...Strawberry cafe

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「でも…?」 「俺はずっと萌花が好きだった。だからキスされて嬉しかった。」 ドキンッ――!! 耳元でりっちゃんの素直な気持ちを優しく囁かれて、心臓がはねあがった。 りっちゃんが私を好き!?こんな言い方ずるい…。気持ちが抑えられない。 「私も…りっちゃんのこと、す…き…。」 言っちゃった。 「もう1回言って?」 りっちゃんは甘い声で囁きながら、私の顔を横に向けて、そっと甘いキスを落とした。 「んっ…。りっちゃんのこと好き…」 私がもう一度、今度はりっちゃんの顔を見つめて言うと、 「その言葉、ずっと待ってた。」 照れた様に、はにかんで笑って、また甘いキスで口を塞がれる。 そっと唇が離れて見つめあって二人で同時に微笑んだ。 意地悪だけど優しい、私の好きなりっちゃん。 5年間の空白を埋めるように、手を繋いで同じ布団に横になる。 明日の朝も、明後日の朝もきっとこうやって、 大好きな人の顔を見て起きるんだろうな。 両親が帰ってくるまで1年。 カフェも恋もりっちゃんと一緒ならきっと大丈夫。 そう思いながら、りっちゃんに寄り添うと、りっちゃんから、ほのかにStrawberryの香りがした。                 END
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