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「ではリシリアさんはこの部屋を使ってください」
「は、はい!!」
我が家には客間が１階に４つ、２階に９つ、３階に大きいのが３つあります。
哉留くんは１階に、僕らと詩織ちゃんは２階、荷物の多い理事長とリシリアさんは３階に。
空き部屋はあと４つ。
下手したら理事長があと迷い猫４人拾ってくるかもしれません。
「わがままそのまんまねこまんま～♪」
「分かりましたお嬢様。明日から朝食はねこまんまですね」
「ちょ……やめて慶ちゃん!!」
だったら言わなければいいのに。
「お嬢様は先に寝てください」
「慶ちゃんは？」
「リシリアさんの部屋の見張りです。一階に変態がいるんで」
「あー……
……哉留くんか」
皆さんお忘れ無く。
普段地味ですが哉留くんは紳士ではない変態です。
いわゆる女好きのチャラ男。
あ、普段は女装癖があるんでチャラ男の娘ですかね。
夜間隙あらば女子勢と添い寝すべく侵入を試みます。
が、お嬢様は大体夜通しゲーム、恵梨は巧斗の部屋に非難済み、悠希には一度半殺しにされてますし、夏樹は寝相悪いです。
「だから恐らく今日はリシリアさんの部屋に侵「きゃぁぁぁぁぁぁ!!」
ほらやっぱり!!
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