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「綾奈が自分で起きるなんて珍しいな」
「……槍が降る」
「シャレになりませんよ恵梨」
そんなわけで余裕で登校中。
現在８時。
始業式まで1時間以上あるので絶対間に合います。
門で食パンくわえた美少女とでもぶつからない限「きゃぁっ!?」
「おっと!?」
ぶつかりました。
くわえてるのフランスパンだけど。
まさか僕にぶつかってくるとは……
「だっ……大丈夫ですか!?」
「え、えぇ。そちらこそお怪我は……」
「日常茶飯事なんで」
ぶつかってきたのは青い髪、青い目の女の子。
あれ!?
「その制服……」
「あ、今日転校初日で……迷っちゃって……アナタにぶつかって……私立泡沫魔法学園って知りませんか？」
「これから僕らも行くところです」
周りのお嬢様たち同じ制服でしょう。
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