＊ harmony

１

学校が見えてきた。

「あそこが学校か…」

自分とは違う制服の生徒が
次々と校門を通っていく。

…あと２分程で着くだろう。

不安と暑さで心音の足取りは重い。

近づいて行くと
先生が生徒に挨拶をしているのが見える。

(…挨拶するべきだろうか。)

そんなことを考えながら
コソコソと学校の中へと入っていった。

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