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大学に入学した時はラグビーなんか興味は無かった。
アメフトとラグビーの差も知らない程だった。
きっかけは単純。
同じ学部の可愛い子がラグビー部のマネージャーという話を聞いたからだ。
不純な動機で入ったクラブで待っていたのは、地獄という名の練習だった。
タックルをするのも受けるのも冗談抜きで死に物狂いだった。
走る距離も尋常じゃなく長い。
首が折れる話を聞いた、マラソンの次にしんどい競技と聞いた、目の前で先輩の骨が折れた。
辞める理由はいくらでもあった。
しかし続けた、そこにはもはや不純な動機は無かった。
単純に楽しかったのだ。仲間と励まし合い、ケガを恐れず果敢にぶつかり合う。
人生の中でこんな体験が出来るだろうか?
私はのめりこんでいった。
窓から映る冬景色を眺めながら、ふと昔を思い出した。
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