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きっと...ダメ女の始まりは18歳。高校3年の冬から始まったと思う...。
都内の高校に通う3年間。
就職も決まり、卒業も決まった冬...
担任『お前が卒業出来るのは、俺のおかげだから感謝しろよ!』
えみ『...(怒)』
無言で職員室を出る、えみ。そして、そのまま事務室へ...
えみ『S科のえみですが~退学届け下さ~い!』
...そう。これが始まりの瞬間だったのかもしれない。
その後、事務員から職員室へ連絡がいき急いで来る担任。
無視を続け、なんだか大事になってきて...友達からの説得も始まる。
が...えみは頑固だった。
結局、3時間粘り『退学届け』を手にする事が出来た。
帰宅後...
女手一つで育ててくれてる母親へ、今日の出来事を話す。
母親『お前が後悔しないなら、お前の人生好きにしな。』
と言い、退学届けへサインをしてくれた。
翌日...校長室へ退学届けを出した。
もちろん、すぐには受理されず...職員室へ移動。
話し合いの様な事になった。...がやっぱり頑固(笑)
勝手に教室へ行き、身仕度。荷物抱えて...
『卒業式見に来るね♪』
と教室を後にした。
就職先には学校側から連絡が。同じ会社にきまってたクラスメートには、ちゃんと謝った。
退学届けは、職員室から担任を通し受理されたみたいだった。
えみは、無理して入った学校からの開放感で気分が良かった(笑)
偏差値で20上の学校へ入ってしまっていたから...。3年間、勉強についていくことに必死で...それでも追試の常連。
そんな学校から卒業まで1ヶ月...。3年間の頑張りを『無』にした担任の言葉。
我慢出来たら、人生ちがかっただろう...卒業して、就職して...
今となっては、学校の伝説(笑)になってるらしい!
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