14.君は。

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  でも、まさか。 こんな偶然あるわけない。 だってソラは、あの時誰かに話を聞いてほしくて、適当に電話をかけたはず。 まさか、そんな偶然……起こる訳がない。 彼が「ソラ」だなんて……。 「その友達は、僕に言ったんだ……」 彼の放った次の言葉で俺は…… 「……僕のことを助けたいって。いつか笑顔で……会えたらいいなって」 ……やっぱり、目の前にいる彼が「ソラ」なのだと。 確信した。 .
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